【すべてはここから始まった】A&Jゼネラルマネージャーインタビュー

A&J 日本人マネージャー 田島直人
語学留学最大の目的、それはなんと言っても『英語力向上』です。そして学校を選定する上で学生が一番気にするポイント、それは先生の質ではないでしょうか。
そこで、日本人マネージャーであるジョセフこと田島直人さんに、A&Jの先生方について正直な意見を伺ってみたいと思います。

驚きの連続

スタッフ:まずは、いつからA&Jで日本人マネジャーをされているのですか?
ジョセフ:2014年9月からです。
スタッフ:学生からして、一番は先生の質が一番気になるポイントだと思うのですが、A&Jの先生方はどうですか?
ジョセフ:はっきり言って、私が就任したころはビックリさせられることが多かったです。
スタッフ:ビックリですか。例えば?
ジョセフ:例えば遅刻ですね。朝一発目の授業は8時にあるのですが、8時ピッタリに学校に到着する。日本人の感覚からしたらありえませんよね。授業開始時間前には出勤し、開始準備を行う。これが当たり前だと思っていたので、ビックリしました。
スタッフ:確かに、それは問題ですね。その問題に直面し、何かアクションをおこなったのですか?
ジョセフ:ルールを追加しました。7:50に出勤厳守!です。そしてもし遅れた場合、1分につき10ペソのペナルティーをかせています。
スタッフ:なるほど、ペナルティですか。効果はいかほどありましたか?
ジョセフ:かなりありましたよ。現在はどうしようもない突発的なこと以外はほとんど遅刻することはなくなりました。

講師陣との対立

スタッフ:でも、それをするにあたり、先生から反発とかはなかったんですか?
ジョセフいやもう大ひんしゅくでした!笑 と言っても、遅刻は一部の先生だけだったので、その先生たちからだいぶブーイングをいただきました。笑 でも、学生さんたちにより良い授業を提供し、満足していただくのが私の仕事です。ひんしゅくくらいでへこたれることはないですね。バギオは教育都市と言われるだけあって、確かに先生方の英語レベルは高い。でも、レベルが高いだけじゃダメなんですよ。勤怠など日本人が当たり前だと思っていること、そして仕事に対するモチベーション、これらも十分ケアしていく必要があります。
スタッフ:なるほど、先生たちへのケア。生徒さんたちのためにも必要なのですね。他にも何か改革したことはありますか?
ジョセフ月に一度、ティーチャートレーニング週間を設けるようにしました。
スタッフ:どのような内容ですか?
ジョセフ:先生方のデモクラスを行います。実際に先生が授業をデモストレーションし、マネージャー陣、ヘッドティーチャー、他の先生方が生徒役を行います。問題点を見つけ出し、どのように教えたほうがもっと生徒が理解しやすいか、どうすればより良い授業進行ができるか、意見を出し合い、より良い授業の提供ができるよう努めています。授業の進め方だけでなく、生徒がモチベーションが下がった時にどう対応するか、といったことも意見を出し合っています。
スタッフ:それは良い取り組みですね。実際どのような効果が出ていますか?
ジョセフ:毎週『Teacher’s Evaluation』という先生の査定を全ての生徒さんにご協力いただきおこなっています。18項目を5段階で評価していただいています。私が就任してしばらくし、マックス5ポイント中4.5ポイントと、高い水準をキープしています。
スタッフ:おぉそれは高い水準ですね。
ジョセフ:4週間の結果で『Monthly Best Teacher』を決め、表彰しております。評価基準は『Teacher’s Evaluation』だけでなく、毎週先生が生徒さん個々に対し作成するレッスンプラン。これは、生徒の弱点克服・勉強の取りこぼしがないことをを目的としています。また、授業一回一回で作成する生徒さんの間違いを正すコレクションノート、そして勤怠。これらを総合して先生を評価し、『Monthly Best Teacher』を決めています。ちなみに、受賞した先生には賞金も出しています。
スタッフ:なるほど。この取組は先生にとっても、生徒にとってもモチベーションあがりますね。
ジョセフ:そうなんです。また評価の低かった先生においては、ヘッドティーチャーからの指導や、SUSPENSIONという一定期間授業の時間を設けないペナルティを与えています。学生さんからの評価が低く、且つヘッドティーチャーの指導で改善が見られない場合、解雇となります。
スタッフ:おぉかなり厳しく指導されているのですね。

全ては講師の質を高く保つため

ジョセフ全ては先生の高い質を維持するためです。2年以上先生としての経験がある人だけを採用し、更に勤務最初の数ヶ月は、遅刻欠席、提出物、先生の査定、生徒さんからの要望・不満など、より厳しい観察を通して、もし問題があればヘッドティーチャーからの指導が入ります。
スタッフ:なるほど。ジョセフさんが就任されてからだいぶ体制が変わり、先生の質が向上したのですね。
ジョセフ:まだまだ現状に満足しているわけではありません。今も日々、より学生さんたちに満足していただけるよう、改善に対し動いています。
スタッフ:やはり日本人とフィリピン人、文化の違いは少なからずありますね。そこのギャップを埋めるため、悪戦苦闘し努力されてる熱さがとても伝わってきました。次回もまたつっこんだ質問をさせていただきます!ありがとうございました!