【海外生活約3年】新たな自分を発見できる?!海外生活のススメ

海外生活のススメ

お久しぶりです!A&JアシスタントマネージャーのNaruです。5週間のお休みをいただいて約1年半ぶりに日本に帰国していました。今回の主な目的は姉の結婚式に出席することでした。久々に会った姉に旦那様と新しい家族ができていて、幸せそうな顔を見ることができて、家族であるからこその、恥ずかしいやら嬉しいやらのなんだかそわそわする感情が湧いてきました。家族で初の嫁入りだったし。(わたしは3姉妹の末っ子です。)両親はいつも異常なくらいにわたし達の仕事や結婚、将来のことを心配していて、わたし達姉妹はその攻撃にいつも頭を悩ませていました。そんな時に姉の結婚がトントンと進んでくれたおかげで両親のドヤ顔も見られて、なにも親孝行を出来ていないわたしからしたら、棚からぼた餅的出来事でした。

結婚式にて
姉の結婚式にて

海外生活も気づけば約3年。今回の久々の日本滞在で思った日本と海外の違いや、海外生活をすることの面白さや醍醐味を少し紹介していこうと思います。これから海外でのお仕事や留学を考えている方、留学はなかなか難しいけど疑似体験したいという方は是非のぞいて見てください。

久々の日本での逆カルチャーショック

東京
久々の新宿は外国人だらけでした

直近ではここフィリピンのバギオで5ヶ月間生活しました。先進国ではないので、日本と比べるともちろん不便に感じることもあるのですが、慣れればどうってことないです。個人差はありますが、動物はみな環境に順応します

実家に着いてまずおどろいたことがトイレです。「便座が暖かい、紙がある、ウォシュレットがある、便器に紙を流せる」これはフィリピンのトイレには基本的にはないものです。習慣とは恐ろしいもので、その「ない生活」に慣れてしまったため、初めのうちは便器に紙を流すことに躊躇してしまいました。

他にもふかふかの布団、温かいお風呂、排気ガスの少ない車、定刻通りにくる電車など、比べ出すとキリがないのですが、不思議とフィリピンに対する嫌悪感はあまり湧きませんでした。なぜなら、日本にいると便利なことはたくさんあるのですが、それと同時に窮屈と感じることもあるからです。例えば満員電車での通勤、然る場所では気を遣ったり、空気を読まなければいけないこと、年功序列の社会、長時間労働を強いられる会社、世間体など。長く住んだことがある国はオーストラリアとフィリピンだけですが、比べてみるとこれらの特徴は日本にしかありません。

どちらが良い、悪いではなく他の世界を自分の目で見てみるということは、自分の可能性を広げたり、なにか悩みを抱えているのであれば突破口にも成り得ると思います。実際仕事や人間関係に疲れて海外留学や移住を考える人は多いです。また旅行など、物理的にも数百㎞離れた場所に行くことで気持ちがリフレッシュされる効果があるそうです。

住んでみるという選択

落花生
実家で育てた落花生

わたしは生まれてから18歳まで石川県、その後28歳まで東京で過ごしました。それまでにも海外旅行の経験はあったのですが、住んだことはありませんでした。言葉が通じない土地で家を見つけて、学校に通って、仕事をする。『果たして自分にこんなことが出来るのだろうか?』と思っていました。一人で飛行機に乗ることも初めてで、英語がわからない状態で語学学校の門を叩いた日の緊張を今でも覚えています。でも、これはなにも特別なことではないのです。そこにいる人はみな初めての経験をしているのです。そして海外生活は誰にでもできることなのです

もしチャンスがあるのであれば、旅行ではなく住んでみることをおすすめします。自分で家を決めたり、銀行口座を開設したり、スーパーに買い物に行ったり、自炊したり、知らない誰かと生活してみることで見えてくるものがあります。安いスーパーやかわいいカフェ、おいしいレストランを自分で発見して、近所のおじさんなんかと仲良くなったりもします。そうすることで誰かに生かされている感覚が少なくなって、自分に自信がもてるようになった気がします。

わたしは大学生の時に運転免許を取得して、就職先でも車を運転する機会があったのですが、首都高が怖くてあまり進んで運転しませんでした。しかし、オーストラリア留学中にある人のすすめで車を買い、車で通勤するまでになりました。何年もペーパードライバーだったわたしが外国で自分の車を持つなんて思ってもいませんでした。免許の書き換えや車の登録も自分で行い、これもまた自信へと繋がりました。

はっきりとした理由はわかりませんが、欧米人は日本人に比べて自信を持っている人が多いです。仕事を頼まれて5%でも10%でも出来れば「わたし出来ます!」と、手を挙げます。でも日本人は80%か90%できないと、なかなか出来るとは名乗り出ないと思います。時にはハッタリが必要なこともあるのは事実です。日本ルールで生活していると、仕事を得ることが難しくなります。

日本人はもっとわがままになってもいい

A&Jに勝手に住みつく猫
わたしたちのアカデミーに住みつくにゃんこ

よく友達に「なるみは好きなことやっててうらやまし〜。」「わたしも海外にいきたいな〜。」なんて言われます。そこでいつも『じゃあ、なんでやらないんだろう?』と思います。もちろん彼らの言っていることの意味や本気度はそれぞれだとは思いますし、さまざまなしがらみもあるのだとは思いますが、その行動はとても不思議です。

メルボルンに住んでいた時のことです。わたしも将来の進路に悩み、親との関係性に悩んでいました。通学電車の中から大きな大学の広告看板が見えました。その時の状況からそこに書いてあった言葉を強く覚えています。

“Whose life is it anyway?”

“その人生、誰のもの?”という意味ですが、その時の自分にグサッと刺さるものがありました。人が死ぬ時に思うのはやってしまった事の後悔より、やらなかった事への後悔だと聞いた事があります。会社がなかなか辞めさせてくれない、親が許してくれない、恋人に止められたなど、なかなか決断できない事情はあると思いますが、それでもやるかやらないか決められるのは自分だけです。

さいごに

素敵な海と空
大好きな地元のうみ

わたしは海外に住んでみた事で確実に人生が変わりました。もちろん良い方向に。英語の楽しさを知っただけでなく、働き方、考え方、話のスピード、遊び方、お金の使い方、時間の使い方、教育、全てが日本とは違いそれぞれの価値観を知って、大袈裟かもしれませんが人生が豊かになった気がします。海外で生活してみる事で、自分はなんて小さな世界で暮らしていて、自分で勝手に窮屈に感じたり、疲れたり、悩んだりしていたんだろうと気が付きました。海外に住んでみて激しく気づいたことは日本のスタンダードは世界のスタンダードではないということ。至極当たり前のことですが、自分の働き方や生き方は自分で決めることが出来ます。わたしは全ての働く人に、留学するしないに関係なく、少し遠くに自分の身を置いてみて、一度ゆっくり考える時間を作ってみてほしいとな思います。次回機会があれば、わたしが海外に住んで変わったことをお伝えできればと思います!それでは良い週末を。