こんにちは!A&JアシスタントマネージャーのNaruです。先週の土曜日はバギオでTOEICの試験を受けてきました。公式の試験は2回目で、前回は10年位前の大学生時代に強制的に受けさせられたもので、点数もよく覚えていません。今回は準備もしたし、留学もしたし、前回よりは確実によい結果が得られるはずです!試験結果は1週間くらい後にオンラインで確認できるそうです。目標である800点を達成していなければ、もう一度挑戦する予定なので、突破していて欲しい…。
さて、今回は目的別英語資格まとめです。英語がある程度習得できてきたら欲しくなってくる資格や指標。せっかく留学するのだからどれくらいの実力がついたのか確認したいですよね?その他にも専門学校や大学進学、外国での永住権獲得、海外就職や外資系企業への就職にも英語の資格は必要になってきます。そこで今回はどのような英語の試験がどういうシーンで役立つかをまとめてみました!英語レベルも中級以になると受講できる資格取得の特別コースが増えてきます。次のステップに進みたい方、これからコース選びをされる方は参考にしてみてください。
定番の4資格
IELTS
#進学 #就職 #移住 #イギリス #オーストラリア #カナダ #ニュージーランド #アメリカ
IELTSはブリティッシュ・カウンシルが保有する試験で、年間受験者数は290万人以上と言われています。海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストで、近年アメリカでもIELTSを導入する教育機関が増えているようです。試験はアカデミックとジェネラルの2種類があり、アカデミックは大学などの進学希望者または医療従事者向けで、ジェネラルは英語以外の海外研修や移住希望者向けの試験となっています。
テスト結果は1.0から9.0のバンドスコアで示され、合格、不合格はありません。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各パートの英語力がバンドスコアで示される他に、総合評価としてオーバーオール・バンド・スコアが与えられます。入学・受入条件は機関によって異なり、一般的に、大学はオーバーオール・バンド・スコア6.0から6.5を入学基準としています。移住に関しては国や個人によって必要なスコアが違いますが、高スコアであればあるほど、有利な条件となります。検定料は25,380円で世界140の国で受験できます。
TOEIC
#就職 #転職 #昇進 #ビジネス #進学 #日本 #韓国 #台湾
知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定する試験で、世界で年間270万人が受験している試験です。テストはマークシート方式で主にリスニング&リーディングとスピーキング&ライティングがあり、結果は合格・不合格ではなくスコアで表示されます。日本企業や外資系企業への就職や海外転勤への英語力の指標示唆、大学入試の際の英語試験の免除に用いられます。TOEICはアメリカのETSという機関が保有している機関ですが、海外での就職や進学にはあまり使われておらず、日本や韓国で認知度が高い試験です。検定料は5,725円で、世界約160カ国で受験可能です。
TOEFL
#進学 #帰国子女 #オーストラリア #カナダ #アメリカ #イギリス
TOEFL テストはETSが保有する、世界で最も広く受け入れられている英語能力試験のひとつで、オーストラリアやカナダ、英国、米国を含め130カ国10,000 以上の大学や機関に認められており、世界で年間3,000万人が受験する資格です。英語が母国語ではない外国を主な対象とした英語能力測定テストで、大学の授業を英語で受けられるだけの能力があるかどうかを判定する目的に用いられます。
最もメジャーなTOEFL iBTはPCにログインして試験をスタートさせる形式でリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4部門に分かれており、総合的な英語スキルが問われます。受験料は国によって違い2017年10月現在では、日本ではUS$235、フィリピンではUS$200、オーストラリアではUS$300、アメリカのカリフォルニアではUS$195となっています。
ケンブリッジ英語検定
#就職 #進学 #昇進 #イギリス #オーストラリア #ヨーロッパ諸国
イギリスの名門、ケンブリッジ大学によって設立された英検で、ヨーロッパを中心に圧倒的な権威があり、約130カ国で年間300万人が受験しています。世界中で10,000を超える企業、学校、政府等の団体で英語力を証明する試験として評価されており大学や大学院入学、就職、昇格を有利に導きます。この試験は英語の知識量を測る試験ではなく、英語の知識を使いこなす能力があるかを判断するものなので、日常的に使われる英語のレベルを上げることにもなります。テストのレベルは初級から上級まで5段階でありスコアでなく合否で判断されます。合格証明は生涯渡って有効です。合否の判断はスピーキング、リスニング、グラマー&リーディング、ライティングの4技能の総合得点からなり、5段階中の4以上のレベルがあれば海外の大学への証明となります。一部日本の大学での一般入試や推薦入試でも英語力の証明として有効で、受験料は27,000円です。
英語+αのスキルを試したい方はコレ
BULATS
#ビジネス #就職 #グローバル
試験内容:英語でのメールやレポート・報告書の作成能力や会議や交渉などで必要となるプレゼンテーション・ディスカッションのなどの実践的なビジネス英語のスキルを問う試験です。
年間受験者数:150万人以上
主催団体:日本英語検定協会・ケンブリッジ大学英語検定機構共同
受験料: 2,900円(スタンダードテスト)、2,900円(コンピューターテスト)、(6,900円スピーキングテスト)、3,900円(ライティングテスト)
国際連合公用語英語検定試験
#国連 #公務員 #JICA #日本 #海外派遣
試験内容:試験出題トピックは国連の活動に沿って、世界平和、地球環境、世界政治、世界経済、人権、食品、医療等の世界情勢・国際時事問題を広く取り扱っており、語学力の判定にとどまらず、総合的な国際コミュニケーションスキルが問われる試験です。国連、公務員、JICAなどで有利な資格です。
年間受験者数:非公開
主催団体:公益財団法人日本国際連合協会
受験料:10,500円(特A級)、8,400円(A級)、6,300円(B級)、3,700円(C級)、3,200円(D級)、2,700円(E級)
備考:特A級は成績優秀者に外務大臣賞が授与される
海外派遣候補者選考試験において、語学審査対象としてレベル認定
国際公務員試験に挑戦出来る制度有り(2年間の海外派遣経験必須)
A級以上の合格者は外務省ロスター登録制度(国際機関への採用を希望する方の経歴をあらかじめ国際機関人事センターに登録しておき、公募ポストや国際機関から通知される空席ポストに適合する方を迅速かつ適格に選出する制度)で語学(英語)のレベルを認定
C級以上の合格者は文部科学省より高等学校卒業程度認定規則において、英語科の資格としてレベル認定
国際協力機構(JICA)ではC級以上の合格者を派遣職種により語学レベルとして認定
警察官採用試験(第1次試験)に、国連英検C級以上の合格者については第1次試験の成績の一部として評価
観光英語検定
#観光業 #旅行 #就職 #日本
試験内容:各種受付(旅行代理店、航空会社等)、空港、駅、ホテル、レストラン、税関、劇場等で必要な観光・旅行業に必要な実務英語を問われます。
主催団体:全国語学ビジネス観光教育協会
年間受験者数:約3,500人
受験料:10,000円(1級)、4,600円(2級)、3,600円(3級)
通訳案内士
#観光業界#旅行業界#国家資格#日本
試験内容:通訳案内士法の規定により、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。試験は外国語・日本地理・日本歴史・産業・経済・政治及び文化に関する一般常識(筆記)、外国語による通訳案内(口述)となります。
主催団体:独立行政法人 国際観光振興機構(日本政府観光局)
年間受験者数:113,00人
受験料:11,700円
備考:外国語の試験は英語以外にも中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語の試験有り
まとめ
資格の勉強に挑戦すること自体が英語学習のステップアップにつながる!
わたしは留学中にケンブリッジ英検とTOEICの勉強をしました。試験によって特徴が異なりますが、リーディングの出題内容はビジネスや環境問題、インタビューや物語などさまざまな分野からで、興味をもって勉強することができました。グラマーでは正確に早く文の構造を理解したり、必要なボキャブラリーの範囲を増やす必要があり、スピーキングでは試験官にポジティブな印象を与える方法や、話すだけではなく相手の意見を聞いたり、それを元にさら発展させて意見を返したりとコミュニケーションのスキルも問われます。ライティングもビジネスレターやレポートの書き方など一般英語で挑戦したことのない分野だったので、大きな成長を感じられました。
もちろん、進学や移住、就職のためなど、目的に合わせた資格選びは大切ですが、そのような目的がなくても、資格コースを選んだことでこれまでより一歩踏み込んだ学習ができ、確実に英語スキルの向上に大きく役立ちます。
中級以上の英語レベルをお持ちの方で、一般英語コースに慣れてしまった、もう少しステップアップしたいという方は、資格試験や準備コースに挑戦してみてはいかかでしょうか?