今週はA&Jにて実施されているオプションテストの一つ、ディクテーションテストについてご紹介致します。英語の勉強を今までしてこなかった人の中にはディクテーションって何?初めて聞いた!という人も多いのでは?先ずは基本的な情報からお話します^^
ディクテーションとは?
“dictate” 書き取るという意味の単語が語源であり、ディクテーションとは英語音声を聞き、聞いた音(耳)だけを頼りに英語を書き取るというかなりシンプルな勉強方法です。こちらリスニング力向上の為だけのものと思われがちですが、実はスピーキング、ライティング、リーディングにも効果の高い勉強方法です。また、3~4行の英文聞き取りであっても意外と時間がかかり、シンプルな勉強が故に、一人で行うには持続させる根気が必要な勉強法です。
ディクテーションの効果
リスニング力UP
私リスニングだけは得意なの!という方もいらっしゃるかもしれません。ですが、100%聞き取れていますか?と聞き返すと半分以下の方が自信をなくすのではないでしょうか?ディクテーションの練習は一言一句逃さず書き取る事が必須となります。特に日本人の方は子音に弱く、また前置詞はあまり強く発音されないので、聞き逃しが多くなります。集中力を高めた練習を積み重ねる事で音に敏感になり、今まで聞き逃していた細部まで聞き逃さなくなります。
スピーキング力UP
「聞く」と「話す」とは違う行為なのにスピーキング力が本当に向上するの?と疑問に思うかもしれません。しかし、人間は聞き取れない音(知らない発音)を発音することは出来ません!また単語の知識(意味)は良く知っているのに正しい発音が出来ないというもったいないケースも良く見かけます。単語は正しい発音と一緒に覚えることで誰にでも聞き取れる、きれいで正しい発音に近づきます!
ライティング力UP
聞き取りの練習を積み重ねる事により英語を書くスピードがかなり上がります!また、今まで怪しかったスペルなどは一目でわかるので、自分の弱点を見つける事が出来ます。尚且つ、集中しながら聞き取る(脳への刺激となる)ため集中力のUPにも繋がります。
リーディング力UP
試験の際、文章を読むことに時間をかけすぎて最後まで問題を解く時間がなかったという話はよく聞きます。ディクテーションでは書き取るスピードが上がるのと同時に読むスピードも上がります。ただし、忘れてはいけない事はディクテーション後、分からなかった単語やフレーズは必ず確認する事です。この確認行為を怠るとリーディング力を向上させる絶好のチャンスを逃し、とても効果の薄いディクテーションになってしまいます。
A&Jでのディクテーションテスト実施方法
月~金曜日までの毎朝8時から約20分間ディクテーションテストを行っています。
- 各レベルに合わせた音声ファイルを聞き、学生は書き取る
- 回答確認(各自)
- 再度音声を聞き、間違えた箇所、聞き取れなかった箇所をスクリプトを見ながら確認
Beginner | Intermadiate | IELTS | |
再生回数 |
短文 2回 長文 3回 |
10回(ポーズ無 5回、ポーズ有 5回) |
5∼6回 |
空欄数 |
1日目:数か所 2日目:ほぼ全て (同内容を2日間) |
全て空欄 | IELTSリスニング形式、空欄は数か所 |
所要時間 | 15~20分 | 20分 | 20分 |
スピード | ゆっくり | やや早い |
早い |
なぜ朝にディクテーションテストを行うのか?
A&Jではゴールデンタイムと呼ばれる時間のど真ん中、朝食後8:00(朝食の時間は7:00~7:50)からディクテーションテストを実施しています。
朝のゴールデンタイムについてはいろいろな説がございますが、起床後2時間前後が脳にとってのゴールデンタイムと呼ばれています。特に食事をしてからの30分間。最近では、この時間を活用するため社会人も増え、朝活などとも呼ばれています。それは学生においても同じ事です。脳は睡眠をとることで疲労が回復し情報も整理され朝は頭がスッキリし集中力も高まります。この研ぎ澄まされた時間を有効活用し、ディクテーションを行う事により効果があります。また月~金までの毎朝実施することにより、英語脳を朝から夜まで継続させる効果も期待できます。
*朝のゴールデンタイムを創り出すには十分な睡眠が必要不可欠です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?A&Jでは寝ぼけまなこでそのまま授業に行くことの無いよう、朝ごはんと1時間目の授業の間、朝活に適したゴールデンタイムと呼ばれる時間にディクテーションテストと行っています。単語テストも、ディクテーションテストも継続が大事です。みなさん、毎日しっかり出席して、英語力をぐんぐん伸ばしてください!