こんにちは、Josephです!今回はみなさんにとっておきの情報を共有します。もしあなたがフィリピンでも自由に、まるで日本にいるかのように、プリペイドSIMを利用してスマホを使いたいと思っているのであれば、是非この続きを読んでください。
今お手元にある、または今まさにこの記事を読んでいるのに使っているiPhone、もしくはアンドロイドスマホがフィリピンでも使えるなんて夢にも思ってなかった、なんて方も是非読み進めてください。
海外において現地SIMを使ったスマホはメリットしかない!
日本でスマホを使う場合、Docomo、au、Softbankに代表される通信会社が提供するSIMを使って電話、SMS(電話番号を使ったテキストメッセージング)、モバイルネットワークを楽しんでいると思います。
このスマホを海外に持っていき、普段通りに使おうとすると高額請求が来る、という話を聞いたことがあるかもしれません。これは本当で、ほとんどの海外旅行者はこれを回避するため、機内モード設定を維持したままホテルやカフェのwifiを利用してネットやSNSに接続しています。
数日間の海外旅行であればこれでもいいですが、留学やその後のワーキングホリデー、海外就職などの渡航先で、フィリピンおよび第三国に中長期滞在する予定であれば現地のSIMを使ったほうが圧倒的に便利です。
Wi-Fi無しでどこでもネットが使える!
当たり前な話ですが、現地SIMカードを使っていればWi-Fiに頼らずともインターネットへの接続が可能です。街歩きの途中Googleで人気スポットを検索したり、マップを見たりできます。日本にいて何気なくネット使っているときは気が付きませんが、外にいる時にネットが使えないのは不便なことが多いです。
ネットだけじゃなく電話もテキストも使える!
使えるのはインターネットだけじゃありません。電話番号が付いているので電話もテキストメッセージだって使えます。相手がネットを使える環境に無いときはこの電話番号に頼らざるを得ません。
みんな現地SIMを使ってる!
現地の人はもちろんですが、その国に旅行する人々は現地のSIMを使ってスマホライフを楽しんでいる方がほとんどです。上記で示したようにネットと電話ができるというのが大きな理由です。
日本人の持つスマホにはSIMロックという実に特殊な加工が施されているため、海外旅行の際は現地対応のポケットWi-Fiを空港で受け取り、使うという方も多いかもしれません。これは大変高額で、管理も結構面倒です。
ポケットwifiと同じ速度で半額以下!
フィリピンに限定して話をすれば、このポケットWi-Fiは現地で比較的安価で調達が可能です。本体の価格が大体1500~2500円程度で、別途通信費が一ヶ月で2500円程度です。ただフィリピン人でポケットWi-Fiを使ってる人を見たことがありません(笑)というのも、異常に高価であるのに通信速度等が現地SIMとほぼ同じで、コスパが大変悪いからです。SIMでネットを使えばポケットWi-Fiの半額以下で済みます。
窓口での面倒な手続きが一切不要!
こちらもフィリピン、もしくは東南アジアに多いシステムなのですが、現地SIMを利用し始める際に通信会社のショップに行って、整理番号を受け取って、英語で説明を聞いて書類に記入して、のような面倒な手続きが一切ありません。
これはプリペイド方式(先払い)を採用しているため、自分が使う分だけを事前に購入します。日本は利用後に銀行口座やコンビニ払いをするポストペイ方式(後払い)が主流です。
それではここから先はフィリピンで現地のSIMを使うためのハウツーとなります!
準備 SIMフリースマホの用意または購入
何かを始める時は準備がとても大切です。海外諸国で現地SIMを利用する際重要なのが、SIMフリースマホの用意もしくは購入です。ここが抜けてしまうと現地で途方にくれます。下記はSIMフリースマホの準備方法2つです。
SIMロックの解除
今持っているiPhoneもしくはスマホを海外に持って行って使うという場合、SIMがロックされているのであればそれを解除しなければいけません。
ちなみに日本の大手キャリア(Docomo、au、ソフトバンク)でiPhoneかアンドロイドスマホを購入している場合、SIMロックがかかっていると言ってほぼ間違いありません。
具体的なロック解除の方法は下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【フィリピンでSIMロック解除?】ファクトリーアンロックをしたら○○になった!
参考記事:iPhoneをSIMロック解除しSIMフリー化 & 格安SIMで使う方法を簡単解説
SIMフリースマホの購入
今持っている端末をもって行かず、新たにSIMフリースマホを購入するというのも一つの手です。これを機に通信キャリアに縛られない、格安SIM生活をスタートするのも大いにありだと思います。格安SIMに関しては下記の記事が大変参考になります。
関連記事:フィリピンでSIMフリー中古スマホを買う方法【安心・簡単・激安】
参考記事:格安SIMとは?初心者でも分かりやすく使い方を徹底解説!
ステップ1 SIMカードとコールカードの購入
SIMカードとコールカードの購入はフィリピン国内に到着してからになります。上の写真はバギオにあるSM内にある売店です。ここでフィリピン国内各通信会社のSIMとプリペイド用のカードを購入可能です。
SIMカードはどこで買えるの?
SIMカードは探せばどこでも売っています。一部のサリサリストア、セブンイレブン(品切れの時多し)でもあります。もし時間あれば空港に到着した時点で購入してしまうのが良いかもしれません。その際は4G(LTE)対応の最新SIMを購入して下さい。またもしこの記事ではGlobe(グローブ社)のSIMを使って解説していきます。理由は後ほど。
コールカードはなかなか売ってない
フィリピンの通信会社SIMそれぞれに対応したコールカードは、ロード(いわゆるチャージ)するために必要なもので、カードによって金額が異なります。Globeの場合であれば100ペソ、300ペソ、500ペソの3種類です。
このコールカード、SIMカードと違いなかなか手に入りません。SMなどの大きなショッピングモールであればほぼ間違いなく販売していますが、サリサリストアではまず買えません。路面店やセブンイレブンでも難しいことがあります。
今回はこちらのGlobeの300ペソ分のコールカードを購入してください。なぜ300ペソを買わなければならないのか?それも後ほど説明します。
ステップ2 SIMの挿入
さてここから本格的な設定に入っていきます。購入したSIMカードの包装を剥がすとこんなものが出てきます。
裏面はこのようになっていて、このSIMの電話番号が記載されています。これを常に携帯しておくか、どこかにメモしておくか、覚えるかしてください。
スマホにSIMカードを挿入してみよう
今回は日本人の8割が使っていると言われるiPhoneを使って説明します。
①SIMのスロットを開けるためには専用のピンまたは安全ピンなどを使います。SIMスロットを開ける前は必ず電源を切りましょう。
②SIMスロットトレーに上の写真のようにSIMを乗せて、挿入します。
③電源を入れて待ちます。
日本のSIMの紛失注意
この作業をすると起こるのが、もともと刺さっていた日本のSIMカードの紛失です。解約済みのものであればいいですが、日本に帰国した後も使う予定があるという場合は無くさないように保管してください。(僕はパスポートケース内のポケットに入れていました)
ステップ3 APN設定
ここではAPN設定を行います。APNは”Access Point Name”の略で、モバイルデータ通信を行う上で欠かせない設定です。
上の画面①、②を参考に設定画面③に移り、赤下線の部分を確認します。自動的に入力されていることがほとんどですが、まれに空欄になっていることがあるので、入力して設定は完了です。
ステップ4 コールカードの登録(ロード)
このステップでは購入したコールカードをSIMに読み込ませる作業、ロード(load)を行います。ロードと言ってもピンと来ない方も多いと思いますので、Suicaなどにお金をチャージするような感じでとらえてもらえると良いかなと思います。
ロードの方法
1.コールカードの裏側に銀部分がありますので、そこをコインでキレイに削ります。
2.銀部を削ると10桁、6桁と左右に分かれた数字列が現れます。この番号をロードに使います。
3.iPhoneの通話発信画面を開き、上記に従って、223に電話(ダイヤル)を掛けます。すると電話口から「Please enter call card number followed by the number sing.」と聞こえてきます。
4.音声を聞き終えたら、先ほど削った銀部左側にある10桁の数字入力し、最後に#(シャープ)を押します。すると「Please enter the pin followed by the number sing.」と聞こえますので、次へ。
5.最後にコールカード裏側、銀部の右側にある6桁の数字を入力し、こちらも最後に#を加えます。
「Reloading successful. Your account balance is 300 pesos. Goodbye!」と聞こえたら、ロードは完了です。
もし「Call card is invalid. Please try again. Goodbye!」と聞こえたら、ロードが失敗していますので、もう一度上記「3」の手順からやり直してください。
上のようなテキストメッセージが送られてきたらロードは完了しています。
ステップ5 プロモ登録
最後のステップとなります。このステップで「なぜGlobeなのか」そして「どうして300ペソ」なのかがわかります。
プロモって何?
プリペイドの場合、自分の使う分だけ事前に利用料をコールカードで支払い、それをSIMにロードして電話やインターネットを使います。
プロモというのはプリペイド式の特別料金プランのような役割を果たし、通常の料金設定よりも安く、かつ効率的にスマホを使うことができます。
今回は2つのプロモを組み合わせて、あまり人に教えたくない【裏ワザ】を使います。
この裏ワザはGlobeでしか発見されていません。これが今回Globeを勧める理由です。
実際にプロモを登録してみましょう
先ほど、ロードが成功した際のテキストメッセージの送り主「8080」に返信をします。
①【GOCOMBOAHAF204】と打ちこみ、送信します。
②すると【Congratulations!】などと長い返信が来ます。
③そうしたら【GOCOMBOGKEA57】と打ち込み、また送信します。
④ここでも【Congratulations!】と返信が来ます。
⑤これでプロモ登録完了です。
この裏ワザプロモの正体
今登録したプロモで261ペソ分消費しました。
初めの【GOCOMBOAHAF204】は204ペソ、次の【GOCOMBOGKEA57】が57ペソの合計額が課金されました。
なのでここで300ペソ分のロードが必要ということです。
気になるプロモ内容をまとめると、
料金 |
261ペソ(約600~700円) |
有効期間 | プロモ登録日から30日間 |
電話 | 510分(Globe宛て、SMARTは別料金) |
テキストメッセージ | 1020通(全社共通) |
モバイルネットワーク容量 | 1.01GB |
というようになります。
普通の留学生活ならまず使い切らない内容です。笑 現に僕もこのプロモを使っていますが、学校のWi-Fiがメインですので使い切ったり、ましてや使用データ量オーバーになったことは3年間一度もありません。
「じゃあ無駄じゃないか!」と思うかもしれないのですが、これがフィリピンのSIMを最も安く、かつ強力に運用するために必要なたった一つ方法なんです。
30日経ってプロモ有効期限が切れたら
裏ワザプロモの有効期限が切れると上の画像のようなテキストメッセージが届きます。もう一度プロモ登録するのであれば、ステップ1のロードカードの購入に戻って、そこから同じように登録し直せばOKです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?とにかく簡単で、SIMの設定は一度きりだし、ロード(チャージ)も一度覚えてしまえばこのページを見返す事無くできるようになります。フィリピンのSIMを使って快適なスマホライフを!