フィリピンに旅行や留学に来る日本人の方に多いトラブルがあります。
iPhoneが盗まれた、無くなった
スマホが壊れた
今やスマホは私たちの生活に不可欠な、身体の一部となっています。
身体の一部が無くなれば、皆さんこんな感じで困るわけです。
「ケータイを無くした(盗まれた)…フィリピンで新しいのを買うべきか迷う…」
「ワーホリ先でも使えるスマホやiPhoneが欲しいけど、新品で買う予算はないよ…」
「フィリピンで中古スマホを買っても大丈夫なの?偽物じゃないの?」
このようなトラブルは意外と簡単に解決できます。
本記事の内容
・フィリピンで中古スマホは買えるのか?買っても問題は無いのか?
・中古スマホ、中古iPhoneを買う際の注意点
・バギオならどこで、どのように買えばいいのか?
この記事を書いているのはフィリピン在住5年目、フィリピンでの生活に関する情報収集に余念がない、私Josephです。語学学校でマネージャーの立場であり、学生が直面するよくある問題を解決するエキスパートだと自負してます。
フィリピン(バギオ)で中古スマホ、中古iPhoneは買えます
フィリピンでだって誰かが使っていた中古(セカンドハンド)のケータイを買うことができますし、買っても大丈夫です。多くのフィリピン人もセカンドハンドでスマホを購入しています。
しかし、信頼のあるお店で、正しい買い方で、相場をある程度知っていることが、我々日本人でもフィリピンで安心して、iPhoneを代表するスマホを中古で買う条件となります。
信頼のあるお店ってどうやって見つけるの?
異国であるフィリピンで、日本人の私たちが本当に信用できる中古販売店を探すのはちょっと難しいかもしれません。ただ、フィリピン人の友人もしくは知り合いに「良い中古スマホショップ知らない?」と聞いて回わると、案外簡単に見つかります。フィリピン人は評判をすごく頼りにしている部分がありますので、良い評判も悪い評判もあっという間に広がります。僕はこの方法でバギオの信頼できるお店を紹介してもらいました。紹介してくれた人も実際にそのお店で中古iPhoneを買って、問題無く使えているということだったのですごく安心できました。
信頼できるお店を探すもう一つの方法としてはFacebookを利用することです。フィリピンは驚くほどFacebook社会です。みんな暇があればFacebookをチェックしています。というわけでホームページの代わりにFacebookページ使っているお店が多くあります。そのページにはお店のユーザー(お客さん)からのレビュー、いわゆる口コミが書き込めるようになっていますので、この口コミ内容と数が客観的な評価になっています。ここで高評価を得ている、ポジティブなコメントが多く寄せられているということであれば信頼に値するはずです。
もしこの友人からの話やレビューの中に「偽物をつかまされた」「すぐ壊れた」「トラブルに巻き込まれた」などがあった場合には、そのお店がどんなに安い商品を用意していたとしても絶対に気を付けた方がいいですし、そこでの購入はしないのが正解です。
関連記事:【フィリピン人の友達を作ろう!】ローカルの人々と仲良くなるためのフィリピン語(タガログ語)フレーズ集
中古スマホの正しい買い方
中古のスマートフォンやiPhoneを購入する前に実物をしっかりチェックする必要があります。これを怠ると思わぬトラブルにつながることにもなります。
確認する項目は以下の3つです。
1.本物なのか?盗難品などではないか?
✔チェック方法⇒IMEI情報をWeb上で確認
IMEI情報とはスマホ一台それぞれに必ずある識別番号です。製造番号とは全く別物で、IMEI情報はその番号をWeb上で打ち込むと、誰でもその端末がどんな状態なのかを知ることができます。所有者情報や電話番号などの個人情報は出ません。
下記URL先で、端末内に表示される15桁のIMEI番号を打ち込むことで調べることできます。
for Android – https://imei24.com/
for iPhone① – https://iunlocker.net/check_imei.php
for iPhone② – https://imei24.com/imei_check/Apple/
僕のスマホの結果(Androidの場合)
間違いなく僕のです。(来年の4月まで補償があるの知りませんでした)
A&Jベトナム人マネージャーの結果(iPhoneの場合)
iPhoneの場合、とても重要な点としてFind My iPhone(iPhoneを探す)がOFFになっているか、です。例に挙げたものは使用中のものなのでONになっていますが、中古品として販売されているものがONになっていると通常使用することができません。必ずチェックしたいポイントです。
2.SIMフリーか?
✔チェック方法⇒2種類以上のSIMカードを挿してみて確認
iPhoneを含むスマートフォンでは、SIM(シム)というものを通して電話やネットを楽しんでします。今世界に流通しているスマホはSIMという部分で以下のように2種類に大別できます。
A. Factory Unlocked/Open-Line
B. SIM Locked/Semi-Unlocked/Open Line through GPP
AはSIMフリーと一般的に言われるもので、世界のどこでも使えるスマホです。対してBはSIMにロックがかかっていて、買った国でしか使えない、または一定の条件を満たすと枠を超えて使えるスマホです。
関連記事:【フィリピンでSIMロック解除?】ファクトリーアンロックをしたら○○になった!
ここで選ばなければいけないのは当然AのSIMフリーになっているスマホです。これはスタッフの人に聞くだけでは少し心もとないので、2種類(通信会社2社)以上のSIMカードを実際に差し込んでみて使えるかどうかを確認する、かなりアナログな方法がベターです。日本に帰国したときに使えないということでは困ってしまいます。
関連記事:フィリピンのSIMをスマホで使うための設定方法【簡単たった5ステップ】
3.バッテリー状態はどうか?(iPhoneのみ)
✔チェック方法⇒本体情報を確認
バッテリーの状態と言ってもどれくらい電池が残っているかなんてことではなく、バッテリーの寿命(消耗度)はどれくらいかということです。本体がどんなに綺麗な状態で使われていたとしても、電池そのものが弱っていて、スマホが半日で充電切れになってしまってはいけません。実はiPhoneではバッテリーの寿命が確認できるんです。
バッテリーの状態(最大容量)が100%に近ければ近いほど、良い状態と言えます。またここで80%に近いまたはそれ以下の場合、バッテリーがかなり消耗していると言えますので、今後電池交換をしなければならない可能性が高いです。
もっと入念にチェックするなら
1.カメラ(写真、動画)が正常に作動するかチェック
実際に撮って、チェックしましょう。
・レンズに傷はないか
・音はしっかり収録され出力されるか
2.通話がしっかりできるかチェック
通話ができないのは電話としての機能を果たしません。SIMを入れて店員さんに電話をかけてもらいましょう。少し離れて、相手の声がしっかり聞こえて、自分の声が聞こえているか確認してもらいます。
3.充電とイヤホンジャックが正常に作動するかチェック
これはフィリピンではデフォルトなのでホイホイやってくれますが、充電ポートやイヤホンジャック部分に不良がある場合もあります。
買いに行く前に相場を調べる
日本で売られている中古スマホの相場を知っておくことで、そのお店で買うべきなのか買うべきでは無いのかの判断材料にすることができます。少しでも安く買うために必要な情報です。
調べる際には必ずSIMフリーのカテゴリーを選ぶことです。ドコモやソフトバンクと言ったキャリアのものはSIMフリーよりも価格が低く、まずSIMフリーは無いため比較対象になりません。
調べつつ、スマホのモデル、容量(16GB、64GBなど)別に価格表を作っておくと便利です。
「ムスビー」というサイトでは中古スマホの販売を行っています。他サイトでも確認はできますが、あれこれ見ていても混乱するだけなので、一つのサイトに絞ることがおすすめです。
実際に中古スマホを買いに行ってみた
滞在中にiPhoneの電源が点かなくなるトラブルに見舞われた、A&J学生さんに同行し、今回中古スマホを実際に買いに行きました!
優良販売店はこちら
Narikiyo(ナリキヨ)
営業時間 10:00~17:00
Narikiyoの場所・行き方
セッションロードから一本脇に入ったところにあります。タクシーで行く場合は”Upper Mabini Street, please.”(アッパーマビニストリート)と伝えましょう。路面店です。
Narikiyoの良いところ
①Facebookページで事前に商品を確認できる
NarikiyoのFacebookページで取扱中の中古スマホを確認できます。モデル、価格、仕様、コンディション、写真などの詳細が表示されます。
Narikiyo Facebookページ:https://www.facebook.com/narikyogadgets/
②かなり高評価な口コミ
333人の平均が☆5なのでなかなか信憑性もあり、高い評価です。コメントも満足度の高さとショップへの信頼が伺えます。
③品質保証
商品の購入から一週間以内に不具合があれば無償交換、または返金に応じてくれます。また3ヶ月以内であれば無償修理があります。もし偽物などであることが判明した場合は完全返金対応があります。アフターサービスもしっかりしてますね。
実際の購入時の様子
ニュージーランドへのワーホリを控えたNanaさん。使い慣れたiPhoneを探しているとのことで、できればiPhone 6sがいいとのことですが、果たして見つかるのでしょうか?
気になったのはこのiPhone 8です。256GBの大容量で、バッテリー寿命も100%、外観も全く傷が無く、ほぼ新品の状態。価格は31,000ペソ。(この日のレートで約62000円)
店員さんが他のお客さんの対応に入っても、黙々とiPhoneの中を調べています。お店のWIFIを借りることができるのでIMEI情報の確認や相場チェックだってできます。
「もしかしたら掘り出し物があるかもしれない…!」とのことで、店員さんに色々と聞きまくるNanaさん。この姿勢大事です。安くて良いものを探す感じ。
関連記事:【場所!時間!買えるもの!】バギオナイトマーケット完全攻略ガイド
とは言え先ほどのiPhone 8はかなり激安です。なぜなら、日本であれと同じものを中古で買おうとすれば8万円以上したからです。ここなら約6万円。めちゃくちゃお得です。とは言えパッと買えるものではないので、慎重さも必要ですね。
迷った末、最初に手にしたiPhone 8の購入を決意!予算オーバーということですが、これからニュージーランドでも使うから、ということで奮発したそうです。店員さんはしっかり領収書兼保証書を作ってくれます。
領収書兼保証書には購入者も記入する部分があります。氏名、住所(留学生の場合は学校)、連絡先電話番号(なければ知り合いの番号など)を記入します。
ということで、フィリピン(バギオ)でも無事中古iPhoneを買うことができました!この後Nanaさんがフィリピンに滞在中、そしてニュージーランドでも購入したiPhone 8に不具合はでることはなかったそうです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?ポイントさえ押さえておけば、フィリピンでも中古スマホを買うことが可能です。しかも日本よりも安く!周りに困っている人がいたら是非シェアしてください。