A&JアシスタントマネージャーのBENです。スタッフとして戻ってきてから早くも3ヶ月が経ちます。わたしが学生時代に知り合ったA&Jの学生は、ほとんどが卒業してそれぞれの道へと進みました。少し寂しいですが、また会える日を楽しみに、自分も頑張ります。
学生時代の私を知る人がいなくなったことで、わたしが去年までここの生徒だったことを知らない学生も増えてきました。学生時代も合わせると、もう一年近くフィリピンに滞在しています。学生時代は気にもしてなかったのですが、半年以上フィリピン留学するとゆう学生はかなり少なく、かつ私のように3つの学校で勉強する学生とは今まで出会ったことがありません。その中で気が付いたことは、それぞれの学校に特徴があり、規模の大中小によっても違いがあったりします。
そこで今回は実際に3つの学校で勉強してきた経験を基に、自分に合った学校選びのポイントをシェアします。なかなか私のようなフィリピン留学経験者はいないのでぜひ参考にしてください。
ポイント1 目的をはっきりさせる
留学生は英語を勉強するためにフィリピンに来ているわけですが、その中でもそれぞれの目的があるはずです。その目的がより具体的に設定されていると学校が選びやすくなります。
留学して何を学びたいのか
・英会話を学習しに行く(旅行、趣味のため)
・ビジネス英語を学習しに行く(仕事柄英語が必要、海外で働きたい)
・英語検定試験対策を学習しに行く(入試、就職のため)
・留学を通して他文化を学ぶ(海外生活を楽しみながら英語を勉強したい)
・ワーホリ前に英語力を高めてから望みたい
などがあげられると思います。まずは目的をはっきりとさせて、数ある学校の中から自分の目的に合う学校をある程度絞れるようにしましょう。
関連記事:【オーストラリア?フィリピン?】ワーホリ前の国別留学比較 賢い留学パターンまとめ
ポイント2 自分で調べてみよう
今ではネットを通して自分の知りたいことを実際に現地に行かなくても簡単に調べることができます。なので自分で調べてみましょう。その中でいくつか気になる学校が現れると思うのですが、その情報がタイムリーなものなのか、現地に行った時に自分のイメージしていた通りのものなのかをネットから判断するのは難しいですし、留学前に現地を偵察するわけにはいかないですよね。
経験者に話を聞くこともできる
ではどうしたら良いかと言うと、実際にフィリピンに留学した経験のある人に聞くのが良いです。そして経験値がより豊富な人に聞きましょう。たとえば、空手を習いたい場合、黒帯の先生から教えてもらうのが良いですよね。留学について聞くのなら、実際に留学をしたことがある人に聞くのが良いです。ただ、学生に尋ねても1校か2校、多くても3校くらいの経験しかないと思います。時間に限りがありますし、多くの学校を渡り歩くケースは少ないからです。そうなると、頼りになるのは留学エージェントです。
その際に、重要なのがどれだけ知識と経験を持っているエージェントなのかとゆうことです。実際にフィリピン留学を経験したことがあるのか、紹介する学校に実際に行った事があるのか、定期的に現地視察をしているのかを聞いてみると良いと思います。同じエージェントでも実際に留学経験があり、その後も何度も現地視察に来ている人もいれば、現地の事をあまり知らない人もいます。学校の情報をより多く持っているエージェントに聞くことで、各個人の目的にあった学校を紹介してくれると思います。
ポイント3 必須条件、妥協点を明確にする
エージェントから自分に合った学校を紹介してもらうには、自分の希望を細かく設定し、伝えておくことが重要です。以下の項目が学校を選ぶ上で、チェックしておいてもらいたい項目です。
- 予算
- 期間
- 授業時間(マンツーマン、グループクラス、ネイティブクラス)
- 宿泊施設(何人部屋に滞在希望か、ジム、プール、インターネット)
- アカデミーポリシー(スパルタ、セミスパルタ)
- アカデミーロケーション(観光地、市街地、利便性、気候、治安)
- 国籍比率(日本人が多い or 少ない)
- 食事(食事の好み、アレルギー)
優先度の高いもの、ある程度は妥協できるものを自分の中で整理してからエージェントに伝えましょう。そうすることで、自分の条件により近い学校を紹介してもらえるようになります。
どんな学校が自分に合うのか考えてみる
ここからは、自身の3つの学校を渡り歩いた経験からの個人的な感想です。一人の留学経験者の意見として読んでいただければと思います。わたしの場合、学校の規模は特に気にせず選んだのですが、偶然にも大、中、小それぞれの規模の学校で勉強をしました。そしてスパルタ、セミスパルタの学校も経験しました。それぞれを比較してシェアしていますので参考にしてください。
食事
大きい学校
- 献立のバリエーションが少ない
- 揚げ物が多かった
小さい学校
- メニューが豊富だった
- 日本食が出るときもあった
フィリピンの語学学校では基本的に韓国資本と日本資本に大別されます。韓国資本の学校では基本的に韓国料理が提供され味付けは日本食と比べると辛い。学校によっては(大きな学校は特に)スパイシーとノンスパイシーの2種類用意されていて、自分の好きな方を選ぶことができる。
授業時間(マンツーマン、グループクラス、ネイティブクラス)
大きい学校
- グループクラスでは学生の英語力にあまり差がない
- オプションクラスに定員が設けられている(希望しても受けられない時もある)
小さい学校
- 生徒数が少ないために、同じグループであっても英語力に差が出てしまう場合がある
- 先生が欠席した場合、補講が週末に行われる時がある(休みでも授業が行われる場合がある)
どの規模の学校でも授業内容については大きな差を感じなかった。一日の学習時間については、どんなコースを選ぶかによって変わる。
ネイティブのいる学校は2つ経験したが、ネイティブであっても講師としての経験値で大きく差が出ると感じた。ネイティブだからと言って、海外の人に上手に英語を教えられるかは別の問題。
宿泊施設(何人部屋に滞在希望か、ジム、プール、自習スペース、インターネット)
大きい学校
- ジム、アクティビティスペースが充実している(有料の場合もある)
- 学生が多く集まる場所はネットが遅い
- 校舎が広いため、移動に時間がかかる
小さい学校
- ジム、アクティビティスペースはあるが、それほど広くはないし、充実はしていない
- ネット環境は全体的にどの場所でも問題なく使える(小さい学校ほどネット環境が良かった)
- 移動が楽、休み時間でも気軽に部屋に戻れる
大きな学校ほど建物内の設備が充実していたが、ネット環境は良くなかった。
国籍比率
大きい学校
- 人数が多く国際色豊か
- いくつかのグループに分かれる傾向がある
- ほとんど話すことのない学生も結構いる
小さい学校
- 時期によっては国籍に偏りが見られる
- ほぼ全員と話す機会がある
- 講師とも仲良くなりやすい
規模の大きい学校は生徒数も多く国際色豊かではあるが、多くの学生と早く打ち解けることが出来て、先生も含めて交友関係を広く持て、英語を練習する機会があるのは小さい学校の方だと感じた。
学校規則(スパルタ、セミスパルタ)
スパルタ
- 基本的に平日は外出が出来ない
- 週末でも門限があるところもある
- 平日は自主学習をしなければいけない(チェックされるのは決められた時間に所定の場所にいるかどうかだけ)
セミスパルタ
- 毎日外出できる(平日は門限がある)
- 一日の授業終了後は自由に過ごせる
スパルタでもセミスパルタでも自主学習するかどうかは本人次第だった。
アカデミーロケーション(観光地、市街地、利便性、気候、治安)
大きい学校
- 建物内部は静かで騒音などはあまり気にならない
小さい学校
- 住宅地に隣接していると犬や鳥の鳴き声などがうるさい時がある
どの規模の学校も設立時に利便性の良い場所を選んでいると思われる。そこまで、不便を感じる学校はなく、セキュリティが常駐していてCCTVも設置されていた。
サポート
大きい学校
- 看護師が常駐していて、具合が悪い時にはすぐに相談が出来た(症状に合わせて薬を支給してくれる)
- 特別な用事がない限り、スタッフと話す機会はあまりない
- 学校側からの干渉が少ないのでルールさえ守っていれば気楽
小さい学校
- 具合が悪い時はスタッフが病院に連れて行ってくれる
- 先生、スタッフとも距離が近い
- スタッフと気軽に連絡が取れる
- 学生一人一人に対してカウンセリングをしてくれる学校もある
規模の大きい学校では生徒数が多いためスタッフが学生一人一人の状況を細かく把握するのは難しいところがある。小さな学校では食事の時、休み時間、週末でもスタッフと学生が顔を合わせる機会が頻繁にあるので気軽に相談が出来る。
まとめ
自分の経験をもとに、ここまでまとめてきましたが、これはあくまでわたしが留学した3つの学校の比較です。フィリピンには、まだまだたくさんの学校がありますし、わたしの知らない学校もまだまだあるはずです。まずは、自分で目的を具体的に設定して、いろんな学校を調べた後にエージェントに聞いてみましょう。エージェントに関しても実際に現地を何度も訪れている、もしくは現地にいる人間と深く繋がっている人に相談するのが良いです。どんな万人にぴったりとゆう学校は残念ながらありません。それぞれの学校に特徴があり、留学生一人ひとりの特徴(英語力、目的、条件)も違うからです。
わたしの場合ですが、実は留学当初そこまで具体的な目標を定めていませんでした。不安と緊張を感じつつも「まあ、なんとかなるだろう」「帰ってくるころにはペラペラに話せるといいな」と思っていたのですが、いざ勉強を始めてみると思っていたよりもはるかに難しく、凹まされる事が数え切れないくらいにありました。幸い留学期間を長く設定していたので、考えを改めて地道に勉強して持ち直しましたが、留学生活を充実した時間にするためには、やはり自分の目的をより具体的に設定することが大事です。自分でも調べたうえで、わからないことは知識のある人に納得いくまで相談して自分なりの目的と目標を持ちましょう。
これは以前、先生にインタビューをした時に教わった格言なのですが、今回の記事にぴったりだと思ったので今一度シェアします。
The man without a purpose is like a ship without a rudder(目的を持たない人間は舵のない船と一緒だ)
それぞれの目標を持って、留学生活を楽しみましょう。