A&JアシスタントマネージャーのBENです。このBENというイングリッシュネームはフィリピン留学中にフィリピン人の先生から名付けられたものです。最近では、「BEN!」と呼ばれることにも「初めましてBENです!」と言うことにも何の違和感も感じ無くなりました。そのせいか、ここ最近、新入生から「BENさんって、こっちの人なんですか?」とよく聞かれます。日本語を使っているにも関わらず日本人の学生から現地の人に思われるって中々すごいことですよね。
さて、今回はこれまでの友達を作ろうシリーズ(実はこういうシリーズでした)に引き続き、海外や留学先で初対面の相手にいかに好印象を残すかについてシェアしています。一年以上フィリピンに滞在し、現地の人に間違われるようにまでなってきた私の実体験をもとにした情報です。ぜひ参考にしてみてください。
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コツその1 まずはたくさん喋る
これを見てる方の中で、「喋れないから留学してるんだよ!!」と感じた方もいるかと思うのですが、上手に喋らなければいけないということではないので安心してください。質を求めて喋れないからこそたくさん喋る事が大事になってきます。次のやり取りをみてください。
A: What is your hobby?
B: My hobby is watching movies.
A: Oh, I see. …Thanks!
このやり取りを見てどう思うでしょうか?留学中によく聞かれる質問ですね。聞かれたことに対してただ答えて終わってしまってはいないでしょうか?グラマー的にも問題はないですし、質問にもちゃんと答えられていますね。ただ、これでは会話にリアリティがなく、コミュニケーションのあるべき方向に行きません。日本語にしてみるとこんな感じです。
A: ねぇ、趣味は何?
B: 映画観賞!
A: そうなんだ。ありがとう(この人あまり話たくないのかな?)
自分の情報をより多く相手に伝える
英語は日本語と違って主語、動詞をはっきりさせて喋る言語なので実際には上記のようになります。上記のようでは会話とは言い難いですし、相手もまたあなたに気軽に話しかけてくるかどうか疑問なところです。そこで聞かれたことだけに答えるのではなく、積極的に自分の情報を相手に伝えてみてください。そうすると先ほどの会話は次のように広げることができるはずです。
A: ねぇ、趣味は何?
B: 映画観賞だよ。〇〇ってゆう俳優が好きで彼の作品は全部見てるんだ。来月、彼の新作が上映予定だから今からすごく楽しみなんだぁ
A: そうなんだぁ、〇〇の映画だったら△△は映画館で見たよ。あれすごく面白かった!!新作については全然知らなかったよ。どんなストーリーなの?
B: 今回の新作はその△△の続編だよ!前回すごく気になる終わり方をしたから早く見たいんだよね!
A: え!!そうなの?私も続きがすごく気になってたんだよね!!今度、時間合わせて一緒に映画館に観に行こうよ!!
B: もちろん!行こう行こう!!また連絡するよ
A: オッケー!いつでも連絡してね
あなたのことをもっと話して良い
テストと日常会話は違います。話を広げるためには、相手が聞いているかどうかは別として、多くの情報を聞き手に伝えないといけません。新しい話を振るというわけではありません。内容に即して頭に浮かんだことを口に出すということです。
日本人の留学生に多いと感じるのが、聞かれたことに答えようと必死になるあまりに会話がおもしろくならないということです。ここでのおもしろいは「興味深い」という意味です。話していて楽しくないんです。日本人がシャイと言われる一つの理由として、人の話をまず聞いてそれにしっかりと答えるとゆうことが身にしみているからなのかなと感じます。会話の中では、自分のパーソナリティ(個性)をたくさん相手に伝える事を意識しましょう。
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コツその2 会話を止めない
コツその1でお話ししたように、たくさん話す事が大事です。しかし、いざ喋ろうとしてもなかなか言葉が出てこない時がありますよね。私もそうです!未だに数え切れないくらいにあります。
そこで大事になってくるのが、相手に「私はあなたと話したい」という意思を示すことです。
もっと話したいという意思を伝えるには?
会話中、英語で何て表現したら良いのか分からない!とゆう場面が何度も出てくるはずです。そんな時は、単純に会話を止めてしまうのではなくて、英語定番フレーズを使って「うーんと、何て言えばいいのかなぁ??」と、言いたいことがあるんだけど何て言えばいいのか分からない、今必死に考えている、とゆうことを相手に伝えましょう。
その英語表現がこちらです。
・Well… え〜っと…
・How can I say? なんて言ったら良いかな?
・What do you call this (that)? これ(あれ)なんて言うんだっけ?
・Do you know like (言いたいことを違う簡単な単語で説明) ? ○○ってわかる?
これらを口にすると相手もこちらが話し出すのを待ってくれますし、「あなたの言いたい事ってこうゆう事?」と聞いてきてくれたりします。必死に何かを伝えようとしている人がいれば、誰でも聞いてあげようとゆう気になるものです。なんて言っていいかわからないからといってむやみに”I don’t know.”をすぐに使うのは意識して減らしましょう。I don’t knowは言い方によっては「知らない!わかんない!」とぶっきらぼうな印象になり、頻繁に使うとあまり話をしたくないのかなと思われてしまいます。
コツその3 話題を広げる
とにかくたくさん喋るようにする、そして自分はもっと喋りたいんだ!とゆう事が相手に伝えられたら、次はどんな風に会話をするかが大事になります。やはり、同じ事を長時間喋るのは退屈ですし、一方的に喋っても相手が疲れてしまいます。相手の話を聞いた上でさらにコミュニケーションを広げることが重要です。
相手の話をベースに話題を広げるには?
会話を広げるには、もちろん相手の話を聞く事が大事です。ですが、「へぇ、そうなんだぁ」で終わってしまっては、これまた相手はあなたがあまり話をしたくないのかなと思ってしまうかもしれません。そのあとで相手の言った事に関連した自分の経験や意見を喋る事が重要です。
そんなときに使える定番英語表現がこちらです。
・Speaking of ~ 〜と言えばさ
・That reminds me∼ 〜を思い出したんだけど(それは私に~を思い出させた)
例えばショッピングの話を相手がした時は、Speaking of shopping 「ショッピングと言えば、このシャツ(今着ているシャツ)昨日買ったんだよね」と言ったふうに会話を自分から切り出すことが出来ます。きっと相手は「いいね、どこで買ったの?」「いくらだったの?」などと質問してくるはずです。
さらに相手の会話の中で何かを思い出してシェアしたい時には、That reminds me 「思い出したんだけど、そこって〇〇の近くだよね?私もよく行くんだよね。今度一緒に行こうよ」などと会話を広げられますね。使い方は状況に合わせて色々な場面で使えると思います。ぜひ、自分から話を広げてみましょう。
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コツその4 丁寧な表現を使う
初対面の人に好印象を持ってもらうということは何もただ話が長くなれば良いということだけではありません。日本では丁寧な言葉遣いの人には好感が持てますよね。第一印象は日本に限らずとても大事です。特に初対面の時は意識して丁寧な英語表現を使ってみましょう。超基本的なものをいくつかご紹介します。
・May I know∼? ∼を教えてもらえますか?
初対面では自己紹介が必要ですね。お互いに何もわからないので、いろんなことを質問することになります。このMay I know を使うと丁寧な質問になります。”What’s your name?”と聞くのも良いですが、”May I know your name?”と聞くとより丁寧な表現になります。
・Do you know what I mean? 私の言いたいことわかります?
相手が自分の言っていることについて理解しているかどうかを確認したい時に使えるフレーズです。よく”Do you understand?”と聞いてしまいがちですが、これは親が子供を叱るとき「本当にわかったの??」という意味で使われたりもします。より丁寧に相手に確認するには、このフレーズを使うと良いですね。
・Could you say that again?
・I’m sorry?
相手の言ったことが聞き取れなかった時や、もう一度聞きたい時などにこのフレーズを使いましょう。単純にWhat? と聞き返してしまうと「は?何(おかしな事)言ってるの?」というニュアンスで受け取られてしまう可能性があります。やはり丁寧な表現を使う事でこう言った誤解が生じる可能性を低くすることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?これまでのブログでも、心を開いて周りと接する事が大事と伝えてきましたが、自分の事をたくさん喋るということは相手に心を開いている証拠でもあります。そして、お互いに相手を尊重して会話を楽しむことが出来れば、次に会った時も気軽に楽しく会話が出来るはずです。英語が上手に話せなくても、普段の態度やちょっとした言葉のチョイスからも相手はあなたの人柄を判断します。
今回紹介した表現だけに限らず、留学生活の中で「これは便利な表現だな!」「あの時、こうやって喋れば良かったんだ!」と自分の中に強く印象に残るフレーズが出てきた時にはすぐにメモなどして積極的に使いましょう。会話の中でさらに自分らしさを表現してくれるはずです。ぜひ今回紹介した4つのコツを意識・実践して、さらに自分らしさを出しつつ周りと接してみてください。