A&JアシスタントマネージャーのBENです。実は、おなじみになってきたこの挨拶も今回で最後です。6ヶ月の任期を終えて、次の環境へと移ろうと思います。今後の肩書きは元A&JアシスタントマネージャーのBENですね。
自分の経験から皆さんへ最後にシェア出来る有益な情報は何かと考えたのですが、やはり最後は留学について自分の考えをお話しさせていただいて終わろうと思います。英語学習を諦めない、留学で挫折しないための心得と題してシェアします。学生としてフィリピン留学を9ヶ月、さらに学生マネージャーとして6ヶ月フィリピンに滞在した自身の経験と実際にいろんな学生に出会った中での情報です。ぜひ、参考にしてください。
留学の本質を理解する
留学当初の私自身の英語に対する考えはとても甘かったなと今になって感じます。海外で生活していれば自然とある程度の英語が話せるようになると思っていましたが、そんなに甘くなかったです。語学留学は決して【お金と英語力の交換ではない】のです。本当は【お金と効率的に学習出来る環境と時間との交換】です。せっかくの環境があってもそれを生かすも殺すも本人次第です。そして、これは単なる買い物ではなく、自己投資です。
留学は自己投資
投資である以上、十分な利益を得られない可能性もあります。しかし、時間をかけて調べて勉強して実践して、一生懸命に学んだ人だけが最大限の利益を得られるものです。そしてその努力は絶対にあなたを裏切りません。この留学の本質への理解できていないと満足できる効果は得られないと思います。自己投資が一番ローリスクでハイリターンな投資だと思っています。その理由としては、相場や市場に左右されるようなものではないからです。その環境で努力をして積み重ねたものが、そのまま利益となって自分に返ってきます。
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たくさん喋るために英語デブになれ
よく聞かれることの一つとして、「何から勉強すればいいですか?」と聞かれますが、私の経験上、留学中に周りよりも英語が伸びる人の特徴はとにかく喋る人です。自分の中にあるものを全部出し切るくらいの勢いで話すことが大事です。当然間違いもありますし、相手に伝わらないこともあると思います。ですが自分の中に無いものを出そうとしても、無いものは絶対に出せません。自分の中の引き出しをいつも開け閉めしているうちにどこに何が入っているのか、そしてどの引き出しが足りない、または空っぽなのかを知ることができます。学んだものを洗練させていくには、とにかく使うことが必要です。言語習得は筋トレに似ているところがあると思っています。肉体改造をする時は当然体を動かしますよね。体をいじめるという表現が使われる時もあるくらいです。とにかく英語を話せるようになりたければ、話すことです。
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好き嫌いせずに多くを吸収する
ですが、ただ喋っているだけでは不十分です。これも肉体改造と一緒で知識が必要です。ただただ体をいじめるだけでは体を壊してしまいます。栄養を摂取しなければいけませんし、体を休ませることも必要です。そして、一度わざと太った後に絞り込んでいって強靭な肉体を作るのが良いとされています。とにかく、たくさんの英語を取り込んでいき、それをいろんな経験を通して洗練させていくのが言語を身につける上でも有効な方法ではないかと思います。とにかくいっぱい喋るためにいっぱい食べて(たくさん英語に触れて)英語デブになりましょう。その後で正しくトレーニング(学び)し、余分なもの(間違った知識、不完全な部分など)を削ぎ落として洗練させていきましょう。
近道は存在しない
そして、何より大事なのが続けることです。これも肉体改造と一緒で、それを継続出来るかどうかが結果を左右します。詰まる所、正しい方法でじっくりと時間をかけなければ満足な結果を得ることはできません。残念ながら近道は存在しないということを知らなければいけません。だからこそ、楽しみながらたくさん喋る人が伸びるんだと思います。
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劣等感を成長の起爆剤に変えよう
留学中には、何度となく挫折をすると思います。これは誰もが通る道で、避けては通れないものだと思っています。そんな時、自分のモチベーションをどこに向けるかが重要です。喋れない自分やなかなか成長しない自分に劣等感を感じ落ち込むのではなく、別の角度から自分を客観視して鼓舞してください。日本にいれば、英語を上手に喋れないことに落ち込むこともないですよね。周りにも英語を話す人があまりいないので自分と誰かを比べることもほとんどないはずです。自分の足りないところに気づくことも難しかったかもしれません。焦りを感じる理由は挑戦をしているからです。目線が日本にいた時よりも高くなったことが要因で、いろんな葛藤が生まれてくるのだと思います。
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目線が変わるのは成長の証
今の自分に足りない所や、次の課題が見つかるのは成長の証です。留学とゆう大きな挑戦を決意した自分に劣等感を抱き、そのままにしておくのやめましょう。出来ない自分に劣等感を感じるのではなく、難しいことに果敢に挑戦している自分を褒めてあげましょう。自分に劣等感を感じていては伸びるモノも伸びなくなってしまいます。
環境をどう生かすかが鍵
なぜ、多くの人が留学をするのでしょうか?当然、留学をすることに価値を感じているからですよね。ただ、留学に対しての考え方に少しズレがある学生を見る時があります。自分の経験を元にハッキリと言えるのですが、ただ海外に来ただけでは英語は上達しません!例えば、陸上競技場に長時間座っているだけで足が速くなるわけがないのと一緒です。その環境をどう使うか、そこで得られるものをどう活かしていくかによります。
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経験値が英語力を高める
英語力は先生から授けもらうものではありません。彼らは各学生に合わせて、その都度、軌道修正をしながら成長を助けてくれる人達です。まずは、学生本人が走り出してくれなければ良いも悪いも教えようがありません。学生が必死になって何度も一生懸命に走っていれば、先生たちもいろんなものが見えてきて、さらに質の高いその学生にあったアドバイスが出来るようになります。それによって時間も環境もさらに濃密なものになっていくはずです。そして、先生というのは必ずしも学校の先生だけとは限りませんし、学びの場は教室の中に限りません。友達やスタッフ、学校の外でたまたま会った人、そしてそれらを含めた経験からも多くを学ぶことが出来ます。学ぼうという姿勢があれば、いつでも何かを吸収することができるはずです。伸びるスピードは人それぞれに違いがあるかもしれませんが、学べる環境は皆に平等です。
忘れることは当たり前
これもよく質問されることの一つなのですが「どうやって単語を覚えたら良いですか?」「すぐ忘れてしまうのですが、どうしたらいいですか?」と聞かれます。そんな時にお伝えしているのが、一度に全部を覚えることは無理だということです。せっかく一生懸命に勉強したのにすぐに忘れてしまったとショックを感じ、さらに焦りを感じる学生をよく目にするのですが、忘れるのは仕方のないことです。ただ忘れてしまったとしても決して無駄ではないので落ち込まないでください。
忘れること前提で継続して勉強しよう
例えば、街で一度すれ違っただけの人を私たちは、いちいち覚えてないですよね。ただ、何度も顔を合わせていれば自然と覚えるものです。英語もこれと一緒です。会話の中で周りが話す言葉の中に「この前、勉強した単語だ!どういう意味だっけ?」「この人、〇〇っていう表現を使ったけど、前に聞いた事があるな?」などなど、生活の中で特に印象的に頭に、そして耳に残る単語が出てくるはずです。これらは、経験値からくるものです。すぐ忘れてしまうとしても頭のどこか片隅には残っていますし、ふとした瞬間に思い出したりする事もよくあります。忘れるということも含めた、これらの継続的な接触がとても大事です。ですから、忘れることは仕方のないことだと認識した上で落ち込まず、諦めることなく続けてしていきましょう。知識だけではなく経験値を0から1にすることもとても重要です。忘れたからといって凹んでいる場合ではありません。また一つ英語学習の経験値が増えたんだということを忘れないでください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?同じ環境にいても、考え方や捉え方一つで見える景色が大きく変わることがあります。ご存知かと思いますが英語習得は楽ではありません。だからこそ、価値があります。誰もが簡単に、そしてすぐに出来ることにはあまり価値がありません。だから多くの人が留学をするのだと思います。私もその一人でした。今回は具体的な方法というよりは、個人的な意見も含めたマインドに偏ってしまった感もありますが、本当に大事なことの一つだと思うのでシェアさせてもらいました。
それでも、悩んだり、立ち止まったりすることが長い留学生活の中では何度もあるはずです。そんな時に、いつも自分に言い聞かせる言葉があります。「歩くという字は、少し止まると書く」です。一生懸命になるほどに、思い悩んだり、不安を感じることが多くなります。そして立ち止まったり、しゃがみこんでしまうこともあると思いますが、それも含めて歩くということなのだと思います。歩くことを辞めない限り、何度止まったとしても歩けているので大丈夫です。たまには肩の力を抜いて、また留学生活を楽しんでください。
6ヶ月の間いろんなことがありましたが、過ぎてしまうとあっという間でした。これまでおつきあいいただきありがとうございました。今までのブログが少しでも誰かのお役に立っていれば嬉しい限りです。そして、今後ともA&Jブログをご愛読いただければと思います。